リモートワークが普及したのと同じく、今後は研修も自宅でオンライン講座を受講する機会が増えて来るでしょう。そのオンライン研修への参加で満足度を左右するのは、研修の内容に加えて自宅での環境があります。今回は弊社のオンライン研修の受講者の方からのフィードバックを元に快適な環境構築するポイントをご紹介します。
チェックリスト
- オンライン会議システムに適したネットワーク環境
- オンライン会議システムに適したパソコンの環境
- 複数のモニタ(ディスプレイ)
- マイク付きヘッドセット
詳しく説明していきたいと思います。
オンライン会議システムに適したネットワーク環境
オンライン研修の場合、常時画面の共有に加えて、音声と映像がやりとりされます。インターネット回線のスピードが遅ければ音声が途切れがちになったりします。目安ですが、快適にZoomなどのオンライン会議システムをつかうには1.2Mbps程度あれば大丈夫です。
インターネットの回線速度はFast.comなどで計測できます。
Zoomのシステム要件も合わせてご確認ください。
オンライン会議システムに適したパソコンの環境
オンライン研修を受講する場合にはZoomなどのオンライン会議システムを動作させる他、実際に操作するソフトウェアを実行させる必要があります。オンライン研修を受講するだけならデュアルコア2Ghz以上のプロセッサと4GBのメモリを搭載したパソコンがあれば十分でしょう。実際研修で使用するソフトウェアがTableauだとした場合、メモリは8GB程度欲しいところです。もし操作していて遅いなと感じたらパソコンのメモリの増設や買い替えを検討するのも一つの選択肢かもしれません。
複数のモニタ環境
なんといっても欠かせないのはモニタです。実際に作業するためのメインモニタの他にオンライン講座を見るためのサブモニタがあるとよいでしょう。メインのモニタともう1台あわせて2つのモニタをデュアルモニタと言います。パソコンにHDMIやUSB-Cでつなぐことで簡単にモニタを追加できます。また代わりにiPadをモニタ代わりにする方法もあります。作業効率がアップするだけでなく、画面切り替えのストレスが軽減されます。どうしても自宅に仕事専用のデスクがない場合にはiPadやポータブルディスプレイを使用することをお勧めします。
モニタを接続できたら拡張ディスプレイの設定をします
Windowsデスクトップを右クリックし、メニューから「ディスプレイ設定」をクリックして複数のディスプレイから「表示画面を拡張する」を選択します。
詳しくはマイクソフトのサポートページを参照ください。
マイク付ヘッドセット
もし周りに家族がいる場合や付近で騒音が発生しやすい環境から参加する場合はオンライン研修に集中するために音の漏れないマイク付きヘッドセットを用意することをお勧めします。
もし生活音などが気になる場合には Kirsp というノイズキャンセルアプリケーションも合わせて検討すると良いと思います。自分の声だけを広い周りの音をソフトウェアで除去してくれます。
いかがでしょうか。
上記でご紹介した4つの項目は学習効果を最大限高めるためには必須の条件となります。オンライン研修受講の際にはぜひ参考にしてみてください。